今回は、海外旅行先の「気候・天気が良い時期」の見極め方を紹介します。

「気候・天気が良い時期」を見極める事ができれば、海外旅行での失敗は減ります!
「最適な時期」に旅行するには、「気候・天気」を見極める事が一番重要です。
今回は、旅行候補地の気候や天気をどうやって事前に調べるのか、またどういった点を注意すれば良いのか説明します。
「最適な時期」に旅行する重要性を書いた記事を読んでいなければ、そちらから読むとわかりやすいです。
気候や天気の良い時期を見極める事がなぜ重要か?
「最適な時期」に関して書いた記事でも説明しているので、おさらいになります。
なぜ「気候や天気の良い時期」を見極める必要があるのか?
想像しやすいと思いますが、天気が悪いのは旅行において悲惨以外の何者でもないからです。
そして誰も恨めないのもツラいですよね。
・ビーチに行ったのに雨ばかりだった…
・リゾートなのに毎日ドン曇り…
・世界遺産の街なのに暑くて観光どころじゃない…
・ハリケーンで一歩も外に出れず…
そんな事態にならないために、旅行したい場所の「気候や天気の良い時期」を見極める事は非常に重要です。
まずは、地球の気候パターンを知っておく
目的地の気温や降水量を知る前に、まずはざっくり地球の気候パターンを把握しておくと便利です。
行く場所に応じて、いつ頃が「最適な時期」か目星がつくようになるので、旅行の計画も立てやすくなります。
北半球、南半球もしくは赤道付近なのかが一番わかりやすい気候パターンだと思います。
それ以外にも雨季や乾季、自然災害が発生するシーズンもエリアによってパターンがあります。
旅上手な人は、このパターンを覚えていて、今、地球上でどこが旅行の「最適な時期」なのかをわかっています。
気温と降水量、気象災害の3つを調べる
旅行の目的地の気候や天気は、気温と降水量、気象災害の3点からチェックしていきます。
一年でどれぐらいの気温の変化があるのか?
いつ雨が多いのか?
台風などの気象災害はあるのか?
その地域の一年の気候パターンを見ていくと、いつが旅行に適した時期なのかがわかってきます。
一年の気温の推移をチェックしよう
自分の住んでいる場所と比較して判断
まずは気温に関して。
目的地の気温と自分が住んでいる場所の気温を比較するのが簡単です。
「このぐらいの気温なら日本の何月頃かなと」実際の生活に合わせてると、実感が湧きやすいですよね。
マリンリゾートでビーチを楽しむなら、最高気温で30度くらいは必要だなとか、10度下回るとコートが必要なくらい寒いなとイメージできると思います。
また日本では滅多にない気温40度超えや-20度の気温だと、普通の観光旅行をするのは厳しいなとわかります。
一般的には、30度を超えてくると観光には暑過ぎるし、5度を下回ると寒すぎますね。
平均気温には注意
気温を見る際に一つ注意して欲しいのが、平均気温と記載している気温の表記です。
平均気温は、一日の平均気温の事なので、ハッキリ言って参考になりません。
例え昼に35度を超えていても夜涼しくなれば、平均気温は30度以下なので、そこまで暑くないような気がしてしまいます。
ただ実際は昼に35度を超えているので、ビーチリゾートなら良いですが街の観光は厳しいです。
温暖化の影響も考慮が必要に
平均の最高気温を確認する際に、直近の5年間の気温がどう推移しているか併せてチェックする必要があります。
というのも地球の温暖化現象が続いており、日本の夏も気温が上がっているように世界各地で夏の気温は上がっています。
特にヨーロッパの夏の暑さはここ数年でかなり上がっており、アジアほどエアコンが完備されていないので室内がより暑かったりします。
近年ではオーストラリアも驚異的な暑さになりニュースになってますね。
なので、できるだけ直近の気温変化を見ておくと失敗する確率は減らせます。
一年の降水量の推移をチェック
自分の住んでる場所の降水量と比較
続いて降水量や降水日数について。
いつどれくらい雨が降るのかを見ていきます。
流石に住んでる場所の降水量まで把握はされていないと思います。
なので、まずは住んでる場所の降水量をチェックして、「この時期はこれぐらいの雨なのか」と降水量の感覚を掴んでください。
雨が多い梅雨の時期で月に何mm、少ない時期で何mmかがわかれば、旅行先と住んでいる場所の降水量を比べた際に、雨が多いシーズンなのかどうかを判別できます。
雨季と乾季があるかを確認
次に年間の降水量をみて、雨季と乾季があるのかチェックします。
日本だと馴染みがあまりないですが、海外には雨季と乾季がハッキリしている場所も多く、一年で雨が降る時期とそうでない時期、またその間の時期の3シーズンに分かれています。
ちなみに日本だと梅雨の時期はありますが、約1ヶ月ちょっとなので雨季とは言わないです。
特定の目的がない限り、雨季や避ける
特定の目的ががない限り、雨季に旅行をするのは避けるべきです。
やはり曇り空が多かったり、雨が降って傘をさしたり快適に旅行はできません。
暑い地域の雨季だとジメジメしているのも、不快ですよね。
特に水はけが良くない街だと、洪水になったり道が泥だらけになるので最悪です。
ガイドブックや旅行会社のサイトには、雨季だと緑や花が綺麗、雨はスコールだから短時間、フルーツが美味しいと良い事が書いてあります。
青空や爽やかな陽気と比べたら大して良いことでないので、全力で無視しましょう。
乾季でも緑や花は綺麗です。
そして雨季の降水量を見れば、「スコールで短時間だから」と言えないくらい降水量があるのに気付くと思います。
ただ雨季でないと見れない風景や体験ができない事はあります。
ウユニ塩湖は乾季だと水が貯まらなかったり、イグアスの滝も雨季でないと水量が足りなくて、迫力に欠けます。
ビーチリゾートやウインターリゾートは、リゾート同士で比較
ビーチリゾートと自分が住んでる場所の比較は、そもそもの気候が違うので適していません。
その場合は、世界の他のビーチリゾートと比較してみるのがオススメです。
例えばバリ島とフィジーを比べると、ベストシーズンは6月〜10月で同じですが、月間降水量はバリ島が30〜50mmに対して、フィジーは乾季でも140mm〜180mmあります。
確率論にはなりますがバリ島の方が絶対的に晴れる時間は長いですよね。
特に短い期間で旅行するのであれば、断然バリ島に行くのをオススメします。
ハワイが愛される理由の一つは、降水量にあり
少し雑談になりますが、ハワイがこれだけ皆に愛される理由の一つは、年間を通して降水量が少ないからだと思っています。ハワイにも一応、雨季と乾季があるのですが雨季でも月の降水量が100mmにいかなかったりします。この環境は世界の他のビーチリゾートを探しても、ほとんどないです(もちろん砂漠エリアにはありますが…)。多少の差はありますが、一年中いつ行っても、青い空、青い海、爽やか陽気を楽しめる。他にも魅力はありますが、こらがハワイの魅力の一つには間違いなさそうです。
台風や気候系の自然災害があるかも要チェック
最後に台風や気候系の自然災害の話です。
日本に住んでいれば台風の影響を身近で感じているので、もし鉢合わせた場合は旅行どころではない事がわかると思います。
海外でも同じように台風/ハリケーン/サイクロンが発生する地域と時期があるので、事前にチェックして避けるようにしておくと良いです。
また乾燥したエリアでの砂嵐や、雨季の洪水、冬場の大雪等、そのエリアならではの自然災害もあります。
そういった事がないか調べておくと。現地で悲惨な状況になる事を回避できるようになります。
気候と天気からベストシーズンを選んで良い旅を
行きたい場所の「気候と天気」から「最適な時期」を選べば、海外旅行の失敗は減り、快適な旅行ができるようになります。
もしくは行ける時期が「最適な時期」な場所かを探して、旅先を決めるのも良いですね。
「最適な時期」に旅行ができるようになって、また一歩「旅上手」に近づきましょう!
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