今回は、旅行者が多くなる「世界の大型連休や長期休暇」の避け方を紹介します

世界的な旅行のピークシーズンを知らないと、旅先で悲惨な状況もありえます。
旅先の大型連休や長期休暇の時期を避ける事は、快適かつお得に旅行する上で非常に重要です。
知らずに間違った時期を選んでしまうと、悲惨な状況になりえます…。
「旅上手」な人は、こうした大型連休や長期休暇を把握し上手く避けて旅行します。
世界の大型連休と長期休暇期間も併せて紹介するので、参考にしてみてください。
「最適な時期」に旅行する重要性を書いた記事を読んでいなければ、そちらからお読みください。
なぜ大型連休や長期休暇は避けるべきか?
なぜ大型連休や長期休暇は避けるべきなのか?
その答えは、日本のゴールデンウィークをイメージすると理解しやすいです。
ホテルや交通機関の料金は高く、どこに行っても混雑してますよね?
もし海外の友達が日本に来ることになっても、ゴールデンウィークに来ることはオススメしないですよね?
それと同じで日本のゴールデンウィークにあたる現地の連休時期に、旅行するのは避けるべきです。
また連休でなくとも、学校の長期休暇にあたる時期(夏休み、冬休み等)は通常の時期より混むので、できれば避けたほうが良いです。
しかも混んでる=値段が高いなので、混んでる時期に旅行すると知らぬ間に高い料金を払わされています。
ちなみにオーストラリアの観光局は「旅行のハイシーズンに注意しましょう…!」と丁寧にオーストラリアの学校の休み期間をウェブサイトに掲載しています。
祝日や連休はGoogleで調べておく
大型連休を避けるためには、まず行きたい国の連休をチェックしておく必要があります。
各国の祝日や連休は、旅行に行きたい場所と日程が決まったら、Googleで検索します。
休暇と違い2週間にまたがる事はないので、その1週間や週末を外せば影響は少ないです。
Googleで「フランス、連休、2021」と検索をかければ、連休や祝日を紹介しているサイトが見つかります。
長期休暇の時期を大まかに知っておこう
連休と違って長期休暇の時期は決まっているので、事前に認識しておきます。
日本の春休みや夏休みにあたる学校の長期休暇と、多くの人が休みを取る時期を知っておくと便利です。
学校が休みの時期はファミリーで旅行する方も増え、特にリゾート地が賑わいます。
そして日本も同じですが、夏休みに入る時期に合わせて、航空券やホテルの値段も上がります。
世界の休暇シーズン表でチェック
世界の主な地域と国の休暇シーズンをまとめたので、参考にしてみてください。
・どの国も小学校の休みをベース
・日付は、おおよその日付で毎年前後する
・国の中でもエリア毎に前後する
・南半球の国や赤道に近い国は、季節が北半球と異なる
地域/国 | 春休み | 夏休み | 年末年始/冬休み |
---|---|---|---|
日本 | 3/25-4/5 | 7/20-8/31 | 12/25-1/7 |
アメリカ | 3月〜4月に1週間 | 6月中旬〜8月末 | 12/22-1/3 |
カナダ | 3月に1週間 | 7月初旬〜8月末 | 12/21-1/22 |
イギリス | 3月下旬〜4月中旬に2週間 | 7月下旬〜8月末 | 12/22-1/3 |
フランス | 3月下旬〜4月中旬に2週間 | 7/1-8/31 | 12/22-1/3 2月中旬〜3月初旬に2週間 |
中国 | なし | 7月中旬〜8月末 | 1月〜2月に1ヶ月 |
タイ | 10月初旬〜下旬に2週間 | 3月末〜5月中旬 | 12/25-1/3 |
インド | なし | 北(5月〜6月) 南(4月〜6月) | 12/22-1/3 |
オーストラリア | 3月下旬〜4月中旬に2週間 | 6月下旬〜7月中旬に2週間 9月中旬〜10月初旬に2週間 | 12月中旬〜1月末 |
4月始まりは日本だけ??
少し雑談になりますが、4月に新学期が始まるのは日本くらいです。欧米は9月スタートが基本なので、北半球ではそれに合わせた国が多いです。日本の4月スタートは、世界的にみるとレアな国です。元々、西洋文化を取り入れた際は9月スタートでしたが、政治的な思惑から国の会計年度に合わせて4月入学になりました(桜があるから新しい季節の始まりという意味で4月スタートではないです)
ヨーロッパに行くならイースター休暇とクリスマス休暇に注意
ヨーロッパに行くなら、イースター休暇とクリスマス休暇時期に注意です!
イースターは休暇で旅行に出かける人や帰省する人で混み合います。
イースター休暇は少し厄介で、例年3月下旬〜4月の中旬の間で毎年日付が変わります。
東アジアの旧正月もそうですが、クリスマスや年末年始と違い日付が決まっていないので、その年の休みになる期間をチェックする必要があります。
クリスマスは帰省する人で混み合います。
またクリスマス・イブからお店や美術館等で閉まるので、旅行には向いていません。
宗教行事に関わるイベントは他の記事で紹介しているので、併せて読んでみてください。

中華圏の旧正月は、日本国内旅行も海外旅行も避けよう
太陰暦の正月(年始)にあたる「旧正月」は、中華圏において旅行や帰省で多くの人が動きます。
よって、この時期は旅行を避けた方が良いです。
中華圏(中国、台湾、香港、韓国、北朝鮮、マカオ、シンガポール、ベトナム、マレーシア)は勿論の事、日本国内、それ以外の海外地域も避けた方が無難です。
というのも、中華圏の旅行者が日本を含む世界各地に行くので、どこも混み合います。
こちらもイースター休暇と同じく、1月21日頃から2月20日頃の間で毎年変わります。
国内旅行にも関係してくるので、旧正月に関しては毎年把握しておいた方が良いです。
ちなみに「旧正月」は日本語での言い方で、中国語だと主に「春節」と呼ばれ、英語だと「Chinese New Year」と呼ばれます。
直近の旧正月の日付
・2022年2月12日
・2023年1月22日
・2024年2月10日
・2025年1月29日
・2026年2月17日
日本の連休は年末年始以外気にしなくて良いが、近場の国は注意
日本のゴールデンウィークやお盆の連休は、海外での混み具合を気にする必要はありません。
何故かというとフライトの本数上、日本から出国できる人数に限界があるからです。
年末年始は、他の国の方も旅行するので混みます。
ただそれ以外の連休は他の国と被ってるわけでないので、海外に出てしまえば別に混んでいるわけではないです(出国するための航空券はべらぼうに高いですが…)
ただ韓国、台湾等の近場の国やハワイは、注意が必要です。
特にソウルや台北、ワイキキの日本人に人気のエリアは、行ってみたら「日本人だらけ」という事も有りえます。
お店の味や商品が変わるでもないですが、日本語が多く聞こえると海外で味わえる「非日常感」はなくなりますよね…。
またゴールデンウィーク中の5月1日だけは、メーデーなので別の意味で注意しましょう。
メーデーは、お店や美術館などの観光スポットが休みになる国があります。
なので行きたい場所の営業日は調べておきましょう。
国によってはデモが行われたりする可能性があります。
万が一、遭遇しても近づいたりむやみに写真を撮らないようにしましょう。
長期休暇や連休を避けて楽しい旅を
せっかく旅行に行ったのに、混んでて楽しめなかった。
知らないうちに、いつもより高い料金を払っていた。
そんな事がないように他の国の長期休暇や連休は、事前に調べて回避しましょう。
うまく避けて旅ができたら、また一歩「旅上手」になれています!
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