今回は、2022年7月に行った「道東グルメ旅行」の旅行記 3日目をお届けします。

夏の北海道、道東グルメ旅行の最終日です。
2日間食べてばかりの2人でしたが、この日は早朝からカヌーで別寒辺牛川を下ります。
そしてグルメ旅の締めくくりは、何をいただいたのでしょうか??
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DAY 2はこちらから
この日のオススメポイント
#ポロト案内舎:☆☆☆☆
#別寒辺牛川カヌー体験:☆☆☆☆☆
#厚岸味覚ターミナル コンキリエ:☆☆☆☆☆
#エーウロコ:☆☆☆
#和商市場:☆☆☆☆
– DAY 3 –
7:00 AM
居心地の良いリビングでいただくオーナー手作りモーニング
最終日の朝も早起きです。
この日は、別寒辺牛川で早朝カヌーをするので、8時前にはチェックアウトをする予定です。
「ポロト案内舎」はB&Bなので、朝食が付いておりオーナーの日高さんの手造りモーニングをいただけます。
今回は、お願いして朝食を7時に作っていただけました。
部屋を出ると、既にコーヒーの良い香りが漂ってきます。
そしてリビングに行くと、今度はベーコンと玉子焼の香ばしい匂いが続き食欲をそそります。
そして何と言ってもロケーションが最高です。
幌戸沼を望む居心地の良いリビングでの朝食は、贅沢な一時です。
朝食自体は、サラダとフルーツ、ベーコンと玉子焼とバランスが取れていて美味しいです。
そして、牛乳が感動する美味しさでした…!
ポロト案内舎がある浜中町は、酪農が盛んで浜中町の牛乳は「ハーゲンダッツ」の原料にも使用されているそうです。
どうりで、牛乳が美味しいわけですね。
7:45 AM
最後に丹頂鶴の親子を見れました
チェックアウトのために外に出ると、オーナーが双眼鏡片手に他招きしてくれています。
なんと幌戸沼に丹頂鶴の親子が来ているようで、双眼鏡を渡してくれます。
肉眼では見えないのですが、双眼鏡で見ると親子4羽の丹頂鶴がしっかり見えます…!
諦めてはいたのですが、最後の最後に見れたのが嬉しかったです。
こちらは望遠レンズ(400mm)で撮影した写真です↓

9:00 AM
別寒辺牛川での癒やしのカヌー体験
別寒辺牛川→「べっかんべうしがわ」と読みます
丹頂鶴の親子が見れて大満足な2人は、別寒辺牛川でのカヌー体験に向かいます。
集合場所は、昨日牡蠣を食べまくった厚岸味覚ターミナル「コンキリエ」です。
中に入り簡単な手続きを済ますと、カヌーのスタート地点に出発です。
国道44号を根室方面に戻り、別寒辺牛川と交差する場所が今回の出発地点です。
参加したのは厚岸味覚ターミナルが運営するカヌーツアーで、コースが何種類かあり、時間帯も早朝、午前、午後などから選ぶ事ができます。
ここのカヌーツアーの何が良いかというと、全てのコースが一組貸切なので、気兼ねなくゆっくりと静かな湿原を楽しめます。
その中で今回は「別寒辺牛川ショートコース タンチョウ湿原コース」に申し込み、1時間半かけて別寒辺牛川を下っていきます。
乗船するカヌーは、カナディアンカヌーなので安定性も抜群です。
一応聞いたら、今までに落ちた人はいないそうです 笑。
いざ出発!
カヌーを川に浮かべて下っていきます。
3人乗りなので、ガイドさんが一番後ろに乗り、2人は前と真ん中にそれぞれ座ります。
出発してみると、川の流れはもっとゆっくりかと思いきや、意外と早いです。
また水はあまり綺麗でなく濁っているように見えるのですが、これは汚れて濁っているわけではなく、湿原から出る成分で紅茶のように水に色が付いてだけで水質は綺麗との事でした。
道路から離れると、そこは自然の音しか聞こえない穏やかな空間が広がります。
のんびり下っていると、ガイドさんからこの先に鉄道の鉄橋がありちょうど列車が来るとのことで、3人でオールを漕いで一気に鉄橋が見える場所まで下ります。
待つこと、2〜3分。
遠くから鉄道の走る音が聞こえ、列車のお出ましです。
この鉄橋は、橋脚が赤レンガでできているのですが、それがかなり珍しく貴重な鉄橋のようです。
これもカヌーからでしか見れない風景なので、特別な写真が撮れました…!
橋の下をくぐり更に川を下っていくと、チライカリベツ川と合流します。
ここからは川幅も広くなります。
合流地点を過ぎた先の草むら辺りが、ガサガサと音がして動いています。
カヌーで静かに近付くと、エゾ鹿の頭がピョコンと草むらから出てきます。
エゾ鹿は、散々この旅では道路上で出会っており珍しくはないのですが、こうやって湿原にいるのを見るのは嬉しいですね 笑
湿原の端にカヌーを止めると、泥の中から泡が出てくるのが見えます。
この泥は泥炭と呼ばれ、気温が低く植物が完全分解されなかった土で湿原地帯に多く見られます。
英語では「ピート」と言い、ウイスキー好きの人はピンと来たかもしれないですが、スコッチウイスキーの香付けにも使われています。
ガイドさんに聞いたところ、まだ厚岸のウイスキーにはこの湿原の泥炭は使われていないですが、今後は使おうと考えているとの事でした。
そもそも、厚岸でウイスキー作りを始めたのも、ウイスキーの本場であるスコットランドの環境と似ているのが理由だそうです。
ちなみに厚岸味覚ターミナルでは、厚岸ウイスキー蒸留所見学もやっているので興味がある方は参加してみると楽しいと思います。
オールを使って湿原ティータイム
そんな話をした後は、カヌーの上で休憩タイムです。
カヌー上で人が動いたりすると危ないので、紅茶とお茶菓子をオールに乗せて他の人に渡します。
そして受け取った人は、自分のオールを台として飲み物を置きます。
この大自然の中でいただく温かい紅茶が、本当に癒やされます…
暫し自然に癒やされたら、再度川下りのスタートです。
出発して直ぐに、今度は遠くの木にオジロワシがいるとガイドさんが教えてくれます。
木の上なのでかなり遠いいのですが、なんとか撮影はできました。
カヌーで下っていくと、今度は右側から列車がやってきます。
今度は、先程とは逆で釧路方面に向かう列車です。
この早朝の時間が、2回列車が見れるコースなので鉄ちゃんにはオススメのコースとのことです。
湿原の中を1両の列車が走っており。この区間は列車からの車窓も素敵そうでした。
その後、鉄道の鉄橋を再度くぐり厚岸水鳥観察館でカヌーツアーは終了です。
静かな湿原をプライベートツアーで下れるのは、ワクワクするというより癒やされる体験でした。
ぜひ次回はより長いコースにも挑戦してみたいですね。
この旅で一番天気が良くて良かった〜 笑
11:00 AM
コンキリエで最後の生牡蠣
カヌー体験を終え、再度厚岸グルメターミナル「コンキリエ」に戻ります。
せっかくなら最後に牡蠣を食べておこうとなり、一階のカフェで生牡蠣をいただきます。
カフェで生牡蠣食べれるのは、厚岸ならではです。
生牡蠣は、ぷりっぷりでエンドレスでおかわりしたくなりますね。
牡蠣をいただいてると、さらに青空が広がってきたので展望台に上がります。
ようやく見れた青空と爽やかな風が気持ち良いです。
11:30 AM
海産物を買いに厚岸漁業協働組合直営のエーウロコへ
コンキリエでは普通のお土産は売ってますが海産物は売ってないので、厚岸の海産物が買える「エーウロコ」に立ち寄ります。
ここは、厚岸漁業協働組合の直営店で、それこそ厚岸の牡蠣や花咲ガニなど生や冷凍の海産物を買えます。
水槽が並び、牡蠣やカニが並べられてます。
牡蠣は充分に食べたので、ちょっぴりお得になっていた花咲ガニを買って帰ります。
(花咲ガニも既に2日連続で食べてはいるのですが 笑)
帰宅後にいただいたのですが、身がぎっしりで食べごたえ満点でした…!
0:30 PM
この旅を締めくくるのは、和商市場での豪華勝手丼
エーウロコを出て、釧路空港方面に車を走らせます。
向かうは、この旅最後の目的地:「和商市場」です。
ここは釧路で一番有名な観光地かと思います。
ご飯を自分で買って、載せるネタを自分で選ぶことで「勝手に好きな海鮮丼」が作れます。
ご飯は普通のご飯と酢飯が選べるのですが、今回は酢飯を選択します。
ちなみにネタを売ってるお店は何店舗かあるのですが、お店のおばちゃんの勧誘があり、ゆっくりどのお店が良いか選ぶのは至難の業です。
そして、更に悩ましいのがネタの豊富さ。
本当にどれも美味しそうなんですよね…
しかも、この旅で食べてきた食材達も多く並び、リピートするのか新しい魚に行くのか非常に迷わされます。
そんなこんなで、できた勝手丼がこちらです↓
これでトータルお値段いくらだと思いますか?
正解は、3000円くらいです 笑
右側にのっているこの海老が「ぶどう海老」といい北海道の一部でしか穫れない高級海老で、これで1000円しました 笑
ただこの海老が、濃厚な甘みがあり美味いんです…!
グルメ旅を締めくくるに相応しい勝手丼でした。
ぜひ皆さんも釧路に来られる事があれば、勝手丼を楽しんでみてください。
3:30 PM
釧路空港→羽田空港で帰途へ
和商市場で大満足した2人は釧路空港に向かい、飛行機で帰途につきます。
羽田空港に到着する前に、東京都心上空の景色が素敵でしたので紹介しておきます。
風や飛行時間によるかと思いますが、今回は左側の窓席から見る事ができました。
国立競技場上空です。
レインボーブリッジも綺麗に見えます。
ぜひ道東でグルメ旅行を…!
今回は、最初の2日間、天気が良くなかったので、元々のグルメ旅行がより食い倒れのグルメ旅行になりました。
ただ行きたかったお店に行け、食べたかったモノは全て食べれたので、結果大満足な旅行でした。
豪華な海鮮丼や勝手丼、ミシュラン星付きのフレンチコース、生牡蠣、炭焼き、スイーツ、どれも美味しかったですね。
また滞在中天気が悪い中、楽しみしていた別寒辺牛川でのカヌー体験だけは晴れたのが良かったです。
この記事を読んでみてもしお腹が鳴ったなら、ぜひ道東グルメ旅行を計画してみてください…!
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