今回は「海外でレンタカーを運転する際の注意点やルール」について書きます。

「海外でもレンタしたいけど、運転するのが不安・・・」
海外でのレンタカーを運転する際に注意するポイントをお答えします!
海外でレンタカーを運転するのは、不安ですよね。
しかしながら、一度体験してしまえば、そこまで難しく感じないと思います。
自分が実際に運転してきた経験から、運転する際の注意点や知っていた方が良いローカルルールをまとめましたので一つずつ解説していきます。
【併せて読みたい】
- 可能なら日本車を選ぼう
- 右側通行は車線がない道路ほど気をつけよう
- 左ハンドルで慣れないのは◯◯と◯◯
- 海外メーカー(外車)の場合は、運転前に一通りの機能をチェック
- クルーズコントロールを使いこなす
- 赤信号でも曲がってOK??
- ランナバウト(roundabout)は慣れたら快適
- 制限速度は守りましょう
- アメリカとイギリスはスピードの単位に注意!
- アメリカではスクールバスを見かけたら気をつけて運転を
- 動物注意・・・!特に牛や羊の家畜は思わぬ賠償責任が
- 車上荒らしには注意!荷物は見えない場所に
- ガソリンスタンドは日本でセルフ給油に慣れていれば大丈夫
- 縦列駐車の場所も多いので慣れてない人は注意
- バレーパーキングとは??
- ビーチや砂浜に駐車する際には気をつけよう
- 注意点を認識して、ぜひ楽しい海外ドライブを!
可能なら日本車を選ぼう
海外レンタカーでは、大きな営業所だと選択したカテゴリーから好きな車を選べます。
例えば、コンパクトカテゴリーなら、そのカテゴリーの中から好きな車を選べます。
自分の好きな車種や色で選んでも良いのですが、日本車があれば日本車を選ぶのがオススメです。
特に初めての方なら、その方が安心して運転できると思います。
海外メーカーだと、やたらボタンやスイッチが付いていて必要な機能がどこだかわからない事が多いです。
慣れてきたら、逆に日本では高級車になるベンツやvolvo、もしくはJeepのSUVをあえて選ぶと面白いかと思います。
右側通行は車線がない道路ほど気をつけよう
右側通行が一番気になるとは思うのですが、思っているほど難しくなく直ぐに慣れます。
左折・右折も注意すれば、大変ではないです。
ただ一つ注意して欲しいのは、車線がない道路を走る時です。
なんとなく癖で左側に寄ってしまうので、対向車とすれ違う際に左に寄ろうとしてしまいます。
特に直線だと注意もしないで運転してしまうので、車線がない直線道路は気をつけると覚えておきましょう。
左ハンドルで慣れないのは◯◯と◯◯
右側通行と左ハンドルは、難しくなく直ぐに慣れると書きました。
ただ一番慣れないのが、ワイパーとウィンカーが左右逆な事です。
曲がろうとしてウィンカーを動かしたつもりが、ワイパーが動いたりするのはしょっちゅうです…。
間違える分、ウィンカーを出すタイミングが遅れ事故につながるリスクが上がりますので注意しましょう。
これは日本車を借りても同じで、左右逆です。
ちなみに慣れた頃に日本に帰ってきて運転すると、今度は逆に間違えます 笑。
海外メーカー(外車)の場合は、運転前に一通りの機能をチェック
海外メーカー(外車)を借りた場合は、運転前に一通り機能の確認をしておきましょう。
ライトやエコン、ハザード等のスイッチが日本車と異なる事が多いので、運転前にチェックしておくと後で慌てなくて済みます。
クルーズコントロールを使いこなす
クルーズコントロール機能は非常に便利なので、ぜひ使いこなしてみてください。
これは何かというと、走りたい速度を設定すると車が勝手にその速度で走るよう調整してくれます。
日本車だと高級車にしか付いていない事が多いのですが、海外の車(特にアメリカ車)にはクルーズコントロール機能が付いている事が多いです。
日本だと一定の速度で走れる道が少ないのであまり使われない機能かもしれませんが、北米の長い直線の道だとこの機能は非常に便利です。
設定が必要だったりもするので、まずは交通量の少ない場所で試してみましょう。
赤信号でも曲がってOK??
海外では、交差点で対向車線をまたがずに曲がる場合は赤信号でも車が来てなければ、曲がってもOKというルールがあります。
左側通行なら左折、右側通行なら右折が可能です。
行っても良いのに止まっていると、後ろの車にクラクションを鳴らされたりもします。
ただ交差点によっては、ダメな場所もあるので、信号や標識を確認してから曲がるようにしましょう。
ランナバウト(roundabout)は慣れたら快適
日本には滅多にないですが、「ランナバウト」と呼ばれる環状交差点が海外にはあります。
信号がなく、交差点に入ったら、時計回りもしくは逆時計回りに中心を回りながら、行きたい方向で出ていくタイプの交差点です。
最初は、入り方がわからなかったり、出方がわからなかったりしますが、慣れれば信号待ちがなく快適です。
ちなみにランナバウトは信号を使わないので、費用がかからないのと停電時も使える利点があり、最近では日本でも導入の話が出てきています。
制限速度は守りましょう
制限速度に関しては、ある程度周りの車に合わせれば良いと思いますが、日本で運転してる時より守って運転しましょう。
日本では制限速度プラス10kmなら捕まらないですが、制限速度に厳しい場所は、少しでも超過すると捕まります。
特に空港内の道は制限速度が厳しかったりするので、出発直後に捕まらないようにしたいですね。
また知っている限りだと、ハワイのオアフ島はかなり厳しく、しょっちゅう検問をしていますので、制限速度を超えずに走行してください。
日本の感覚で運転すると、簡単に捕まります…
アメリカとイギリスはスピードの単位に注意!
アメリカとイギリスが道路標識のスピード単位がマイル(mph)なので注意しましょう。
またキロメートル(km)の約1.6倍なので、kmの感覚で運転していると、思ったよりスピードがでているのでスピードの出し過ぎに気をつけましょう。
マイルを使用している国(Wikipedia : マイル日時)
アメリカではスクールバスを見かけたら気をつけて運転を
映画やドラマで見たことがあるような黄色のスクールバスを見かけたら要注意です。
アメリカの交通ルールとして停車中のスクールバスがいたら、横切ったら抜かしたりすると違反になります。
STOPの表示が出ている場合は、対向車も止まらないといけません(中央分離帯がある大きい道路は別)。
こういった子供を守る交通ルールは日本よりも進んでいるのは良いですよね。
動物注意・・・!特に牛や羊の家畜は思わぬ賠償責任が
海外は、日本よりも入っていて動物が出てくる確率が高いので注意です…!
北米だと鹿が出てきたり、オーストラリアはカンガルーが出てきたりするので気をつけて運転が必要です。
特に夜に運転する際は、出てくる可能性も上がるので気をつけましょう。
そして、自然の動物よりも気をつける必要があるのが牛や羊などの家畜です。
日本よりも柵がなく自然に放牧されているので、道路を横断してたりする事もあります。
何故、家畜はより気をつけた方が良いかと言うと、人の所有物なので万が一轢いてしまったりすると賠償問題に発展します。
保険でカバーされない事も多く、非常に高額な費用が発生します。
車上荒らしには注意!荷物は見えない場所に
駐車の際は、車上荒らしに注意です!
日本だと窓ガラスを割られて車上荒らしにあう事はほとんどないですが、海外だと被害にあう可能性は高いです。
それを避けるためには、車から離れる際には必ず見える場所に荷物を置いておかないようにしましょう。
特に金目の物があると、躊躇なく窓ガラスを割られます。
トランクがある車は、必ずトランクに入れる。
スーツケースを積んでいたり、荷物を沢山積んでいる時は、できるだけ駐車しないよう旅行プランを考えましょう。
ガソリンスタンドは日本でセルフ給油に慣れていれば大丈夫
ガソリンスタンドは、日本でセルフ給油に慣れていれば基本的に問題ないです。
右側通行の場合は、給油口がどちらにあるか確認しておきましょう。
料金の支払い方法は国やガソリンスタンドで異なるので、そこは毎回確認する必要があります。
日本のように給油の機械でクレジットカード払いできる場所もあれば、日本のクレジットカードは使えず、店内で前払いして余れば給油後に払い戻ししてもらう場所もあります(ハワイはこのタイプです)
ちなみに「ガソリンスタンド」は和製英語なので、海外では通じません。
アメリカでは「gas station」、イギリスでは「petrol station」です。
縦列駐車の場所も多いので慣れてない人は注意
教習所でならった縦列駐車が活躍する機会があります 笑
日本だと縦列駐車をする機会は少ないと思いますが、海外だと道路脇が駐車スペースになっている事も多く縦列駐車する必要があります。
恐らく教習所では皆さん習っていると思うのですが、もう忘れてしまっている人も多いと思います。
もし海外行く前に練習できる場所があれば、練習しておいても損はないです。
バレーパーキングとは??
少し良いホテルやレストランは、「バレーパーキング」制の場所も多いです。
バレーパーキングとは、自分で駐車するのではなく、ホテルのスタッフが車の駐車と出庫をしてくるサービスです。
ホテルの玄関やレストランの玄関まで車で行き、車のエンジンをつけたまま車から出てOKです。
自分で駐車しなくて便利なサービスなのですが、その分パーキング代金が高かったり、アメリカやカナダだとチップを渡す必要がありお金はかかります。
日本では、沖縄のハレクラニがバレーパーキングで珍しかったのを覚えています。
ビーチや砂浜に駐車する際には気をつけよう
これは個人的な失敗談からの注意点ですが、ビーチや砂浜近くを走行する際や駐車する際はタイヤが砂地に取られないよう注意しましょう。
柔らかい砂地だとタイヤが空転してしまい、出れなくなってしまう恐れがあります。
自分はアイスランドで砂浜のような場所でUターンをしようとした際に、ハマってしまい、通りがかりの車の人に助け求め、総勢5名に押してもらい脱出した苦い経験があります。
今となっては、他の旅行者の暖かさに触れた良い思い出です…苦笑
注意点を認識して、ぜひ楽しい海外ドライブを!
他にも注意点やローカルルールはあるかと思いますが、個人的な体験から注意すべき点や知っておいた方が良いルールを紹介しました。
注意さえしてドライブすれば、海外で運転する事も決して難しくないです。
海外レンタカーを使いこなれせれば、旅行でできることが大幅に広がります。
実際にレンタカーを借りて楽しいドライブができれば、また一歩「旅上手」に近づいているのではないでしょうか。
【併せて読みたい】
コメント